脳神経内科
脳神経内科について
Neurology
脳神経内科とは脳や神経に関する疾患を専⾨に診察する科となります。
下記のような疾患が代表的なものとなりますが、これら以外にも、めまいやしびれ、脱⼒感などの症状を認める場合にも⼀度ご相談ください。
代表的な疾患
脳梗塞
- 脳を栄養する⾎管が詰まり、脳の細胞に⾎液が届かなくなり、その部分の脳細胞が死んでしまう病気です。
- 症状としては、突然発症の⽚側の⼿⾜の脱⼒やしびれ、めまい、呂律が回らない、⾔葉が出にくいなどが現れることがあります。
- 治療を可能な限り早く開始することで後遺症を軽減できる可能性があるため、脳梗塞が疑われる場合にはすぐに医療機関を受診してください。
パーキンソン病
- ドパミンという体をスムーズに動かすために重要な役割を果たす神経伝達物質を作る神経細胞が少しずつ減ってしまう病気です。
- ⼿⾜がふるえる、動きが鈍くなる、筋⾁がこわばるなどの症状が現れます。
- 根本的な治療法は確⽴されていませんが、不⾜してしまったドパミンを補う薬を投与することで症状の緩和を図ります。
てんかん
- 脳の神経細胞の過剰な興奮に伴って、けいれんや意識障害などの症状が繰り返し引き起こされる病気です。
- てんかんの型に応じて、最も適した抗てんかん薬を選択して治療を⾏っていきます。
⽚頭痛
- 多くは吐き気を伴い、頭の⽚側または両側におこる拍動性の頭痛で、頭痛のおこる前にキラキラした光る点や線が⾒える、しびれなどの異常感覚などが前兆として出現することがあります。
- 発作が起きたときには痛みを和らげる鎮痛薬を使⽤し、発作の頻度や程度が重い場合には発作予防の薬を服⽤いただくこともあります。
アルツハイマー病
- アミロイドβという異常なタンパク質が蓄積し、脳の神経細胞が少しずつ壊れて減っていくことで、記憶⼒や判断⼒などが低下していく病気です。
- 認知症の原因で最も多く、物忘れに加えて徘徊や暴⾔・暴⼒・幻覚・妄想なども認められることがあり、⽇常⽣活に⽀障をきたします。
- これまでの薬は、神経伝達物質を調整して症状を和らげるものでしたが、近年ではアミロイドβを取り除くことで病気の進⾏を遅らせる新しい薬も承認されたため、可能な限り早く治療を開始する ことが⼤切です。