糖尿病・内分泌内科

糖尿病・内分泌内科について

Department of Endocrinology and Diabetes

糖尿病・内分泌内科は、糖尿病や脂質異常症などの代謝性疾患、そして、からだの「司令塔」であるホルモンのバランスの乱れによって⽣じる病気を専⾨に診察する科となります。

代表的な疾患

糖尿病

⾎糖値（⾎液中のブドウ糖の濃度）の⾼い状態が続くと、全⾝の⾎管が損傷し、様々な合併症を引き起こす可能性があります。具体的には、脳卒中や⼼筋梗塞といった脳や⼼臓の病気、視⼒低下を引き起こす網膜症、腎臓の機能が悪化する腎症、⼿⾜の感覚が鈍くなる神経症などが挙げられます。
⾃覚症状がないまま進⾏することが多いことから、健康診断などで指摘された場合には、早めに医療機関を受診することが⼤切です。

甲状腺機能低下症

甲状腺から分泌される体の新陳代謝（エネルギーの消費や体温の維持など）を調節する甲状腺ホルモンが不⾜してしまう病気です。
疲れやすい、だるい、顔やからだがむくむ、気分が落ち込むなどの症状が現れることがあります。
原因としては、慢性甲状腺炎とういう⾃⼰免疫疾患が最も多いものの、甲状腺の⼿術後や薬の影響などによっても甲状腺機能の低下を認めることもあります。
治療としては、基本的に不⾜している甲状腺ホルモンを補う、ホルモン補充療法が⾏われます。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、全⾝の機能が過剰に活発になってしまう病気です。
簡単に⾔うと、「アクセル全開で、からだが常に興奮した状態」であり、動悸、汗をたくさんかく、⾷べていても体重が落ちていく、⼿が震える、イライラするなどの症状が現れることがあります。
原因としては、バセドウ病とういう⾃⼰免疫が最も多く、⾃分の免疫が甲状腺を刺激してしまうことで起こります。
治療としては、甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬を使⽤する、甲状腺の⼀部を切除する⼿術などが⾏われます。